漫画家 押切蓮介先生の『ミスミソウ』が実写映画化!その後デジタル配信もされたので、無料動画を観る方法をご紹介!
その衝撃的な内容の一部をなるべくネタバレしない範囲でご紹介したいと思います。
キャストやスタッフ、原作者のおすすめ他作品などもご紹介!
押切蓮介先生について
押切蓮介先生と聞いて、思い出すのは『でろでろ』『ハイスコアガール』などではないでしょうか。
今では映画化の影響もあって『スミレ』が一番かもしれませんね!
『でろでろ』は、2003年~2009年に週刊ヤングマガジンで連載されていた、幽霊や妖怪を殴って撃退するホラーギャグ漫画。コメディ要素やシュールなギャグ要素が強い作品でした。
スクエアエニクスの『月刊ビッグガンガン』などで2010年から連載。懐かしいゲームなどのパロディが楽しい作品ですが、登場人物たちの恋愛や成長、青春要素も強い作品です。
特にこの『ハイスコアガール』については、掲載前に版権元に許諾を得ていなかったことから刑事告訴にまで発展した作品でして、「名前だけは聞いたことがある」という人も多いかもしれません^^;
アニメ化も発表されていましたが一連の騒動からか頓挫。しかし2018年に無事放送されました。
特に有名と思われる作品がこれらのコメディ作品であることから、押切蓮介 = ギャグ・コメディ作家と思われている方もいるかもしれませんね。
絵柄も実に”漫画的”というか、味のある画風です。
しかし、実はホラー作品も多く手掛けている幅広い作風の漫画家さんなのです。
今回映画化した『ミスミソウ』も、”ホラー”ではないものの、人の闇を描き出したサスペンス・サイコ・スリラーといった所でしょうか。
キャッチコピーは”メンチサイド(精神破壊)ホラー”となっています。
後ほど原作の紹介や、同じような押切蓮介先生のホラー系漫画をご紹介したいと思います。
映画『ミスミソウ』あらすじ・キャスト他
2018年4月7日公開
公式サイト:http://misumisou-movie.com/
予告動画の通り、家族を亡き者にされた少女の復讐劇です。
先に言っておきますが、悲劇悲劇・凄惨凄惨な胸糞系です。理不尽です。かなりショッキングな内容になるでしょう。
動画冒頭でカラスの死骸とかを机に入れられてることからも、酷いいじめに遭っていることが分かると思います。
見てみぬふりをする担任教師。
心配しつつも見守ってくれる家族。
唯一の救いである友達。
雪の中で春を待つミスミソウのように、じっと”卒業”の日を待ち望んでいた少女、野咲春花(のざき はるか)。
しかし、登場人物たちはみな、心に闇を抱えており、あるはずみからクラスメイト達は野咲春花の家を燃やしてしまうのです。
こういった救いのない胸糞悪くなる系の作品を、僕は敬意をこめて”胸糞系”と呼んでいます。
以下、登場人物をご紹介しますが、漫画の設定からなので映画と違って来る可能性もあります。核心に迫らない程度の設定のみご紹介します。
野咲 春花(のざき はるか)/ 山田杏奈(やまだ あんな)

主人公・野咲春花(のざき はるか)を演じる山田杏奈さんはなんと映画初主演だそうです!17歳の彼女がこの役柄をどう演じていくのか非常に注目が集まるでしょうね。
春花は卒業を控えた田舎の学校に、親の仕事の都合で引っ越してきます。
そして、酷いいじめに遭います。
相場 晄(あいば みつる)/ 清水尋也(しみず ひろや)
同じように引っ越してきた少年・相場 晄(あいば みつる)は、写真が趣味で、いじめられている春花を気に掛けてくれる唯一の人物です。

最近見ているドラマ『電影少女 2018』にもメインキャストで出演されています。なんかオーラのあるイケメンさんですね。
小黒 妙子(おぐろ たえこ)/ 大谷凜香(おおたに りんか)
いじめの主犯格の小黒 妙子(おぐろ たえこ)。東京に出ていく夢があります。

南 京子(みなみ きょうこ)/ 森田亜紀(もりた あき)
春花達のクラスの担任教師ですが、いじめには見てみぬふりを決め込んでいます。

佐山 流美(さやま るみ)/ 大塚れな(おおつか れな)
春花が転校してくる前は、いじめの標的となっていました。

ミスミソウ(三角草)とは
ミスミソウ(三角草)は実在する花の名前で、春になると雪を割って出てくる様子からユキワリソウ(雪割草)の名でも知られています。
作品によると花言葉は「はにかみや」だそうです。
田舎の町で色々な写真を取っている相場晄(清水尋也)が春花(山田杏奈)に掛けた言葉です。
【除雪車】など衝撃シーンの一部内容(人物ネタバレなし)
予告にもある通り、家族がクラスメイト達の手によって火をつけられるという悲惨な最期を遂げます。
さらに予告動画の 1:17 からフラッシュバック的に現れる、除雪車が赤い液体をまき散らして進む映像を始めとして、さまざまな衝撃シーンが存在します。
これ、実は雪国では普通にありえることなんですよね。
僕も雪国育ちでして。知人に聞いた話では、夜の除雪中に具合の悪くなったお年寄りが道路で倒れて、翌朝除雪車に巻き込まれる・・・といったことが本当にあったそうです。
雪が1メートルとか積もってしまうと、その中に何があるのかなんて分かりません。雪の多い地域では道路の場所もわからなくなるので、道路の両端にポールを立てて雪が積もっても道路の位置が分かるようにしているほどです。
本当にこんな風に真っ赤な液体がまき散らされるのかは分かりませんが・・・
他にも、”傷口から臓器が出てくる”という描写も複数存在しますね。この辺がどこまで映像化されるかはわかりません。
年齢制限はR15のようですね。
割と凄惨な描写が多い漫画と言うのは存在しますが、学校が舞台で映画化までしたのは、ぱっと思いつく所では『バトル・ロワイアル』や『Another』でしょうか。
『バトル・ロワイアル』は、北野武さん、藤原竜也さん、山本太郎さん、栗山千明さん、柴咲コウさん、安藤政信さんなどが出演された映画も有名だと思います。漫画も迫力があっておすすめです。
『Another (アナザー)』はホラー色の強い作品で、橋本愛さん、山﨑賢人さんなどが出演されました。こちらは”なにかが起こって命を落とす”というホラーなので”闘い”という描写は少ないです。
こちらはどちらかというと、小説から読む事をおすすめします。小説”ならでは”のラストだからです。漫画・アニメ・映画から見てしまうとちょっと驚きが半減してしまうかもしれません。(自分はアニメから入ったのでちょっと後悔しました。純粋にアニメも面白かったですけどね。)
『Another』も『バトル・ロワイアル』も、生徒同士が争うのに”大義名分”というものが存在したように思います。
しかし、『ミスミソウ』の主人公の動機はあくまで”復讐”です。ここが大きな違いではないでしょうか。
映画『ミスミソウ』の感想
ストーリー的にはほとんど一緒です。
いやぁ。予想以上にエグかったですね。原作自体もかなり過激ですが、それに勝るとも劣らない描写です。(ちょっと臓器の描写はチープに感じたかな。)
火事や血の描写、刃物が刺さる描写は痛々しくて・・・
ゾンビもの、クリーチャーもの作品もよく見ますが、あれは”創作”っていう頭で見ているのでそんなにグロく感じないんですよね。気持ち悪いとは思っても。
ミスミソウの舞台は田舎。登場人物たちはみんな学校の生徒。ありふれた世界観だからこそ、よりリアルに、より凄惨に感じたのかもしれません。
映画を観てこんなに気持ち悪くなったのは久しぶり・・・というか初めてかも。それだけリアルで目を背けたくなるような描写が多いです。洋画の胸糞系は見たことありますが、ここまで酷く感じなかったなぁ。
ちょっと覚悟が必要だと思いますよ!
押切蓮介先生のおすすめ他作品
押切蓮介先生は非常に多様なジャンルを手掛けていますが、そのなかでも『ミスミソウ』にテイストが似ているものをご紹介したいと思います。
『サユリ』
理不尽度 ★★★★★
救い度 ★★★
全二巻。こちらも理不尽な形で家族の命を失った少年の話です。平たく言うと『呪怨』的なストーリーですね。
しかし、相手は怪異。ホラー作品としてかなりおすすめできる作品です。
孫のピンチに、痴呆から蘇ったばあさん無双が非常に頼もしい!
ばあちゃん
この世は理不尽・・・全ての不幸をまたいで生きていくことなど到底不可能じゃ
魂を綺麗にな・・・則雄
『焔の眼』
理不尽な世界で圧倒的な「強さ」と出会う少女のお話です。
理不尽度 ★★★★★★
救い度 ★★★★★
敗戦国となった日本。奴隷同然の扱いを受ける中、一人の少女が出会ったのは圧倒的な強さを持った男でした。
『焔の眼』陀大膳黒(だたいぜん くろ)
身体と心を磨け小娘!闇の時代に呑まれたくなければ・・・鍛錬を積み重ね生命に輝きを持たせるのだ
理不尽な状況に追い込まれる少女ではありますが、圧倒的な強さをもったクロの戦いには爽快感すら覚えます。
その名も一撃必滅拳(笑)
上海の修行から180匹のサメを倒しながら泳いで帰ってきた男が、少女に強さの何たるかを語ります。
ほぼ”怪物”なこの男ですがどうやら人間のようで、なんだかんだ言いながら少女を助けてくれるシーンが微笑ましいです。
画風もかなり違う印象で、正直「押切蓮介ってこんなアクションシーンも描けるのか!!」と驚かされた作品でもあります(失礼)
原作『ミスミソウ』ラストは完全版がおすすめ ※若干 ネタバレ注意
理不尽度 ★★★★★★
救い度 ☆0
さて、漫画原作の『ミスミソウ』を見るなら完全版がおすすめです。
復讐心で心が壊れていく少女の物語・・・と思っていましたが、壊れていない人なんていなかったんですよ。
誰しもが闇を抱えていて、後半に向けてそれぞれの闇が加速していきます。
それが明らかになっていく段階が一番心がざわついた瞬間でした。全く救いのない本作ではありますが、完全版のみ独自のエピソードが追加されているようです。(完全版以外を見ていないのでwiki情報によると・・・ですが)
ただ、救い要素は全くないです。
天国で家族が一緒に・・・とか、小さな命が救われて・・・とかそういった希望はありません。
”理不尽”を良く題材にする押切蓮介先生ですが、失うものはあってもそれに”打ち勝つ”という結末が多かったように思います。
全ての理不尽に救いがあるわけではないということなのか・・・
立ち向かう術を違えてしまったのか・・・
映画版では批判されてもいいからちょっとでも救いがあるといいな・・・
そう願わずにはいられない作品です。

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