リメイク版のスピーク・ノー・イーブル 異常な家族を観て面白かったので、オリジナルの胸騒ぎもチェック。
結論から言うと、同じ話なのにラストの方向性がまったく違っていて衝撃でした。
ここまで変えるのか…というくらい別物に感じる部分もありつつ、それぞれの良さがしっかりあるのが面白いところです。
作品情報
リメイク版で特に印象に残ったのがジェームズ・マカヴォイ。
最初は普通に感じるのに、だんだん「何かおかしい」っていう空気をまとってくる。
あの“圧”と“距離の詰め方”が本当に絶妙。
観てる側までじわじわ追い込まれる感じがあって、かなり怖い。
| タイトル | 胸騒ぎ(Speak No Evil) |
|---|---|
| 製作年 | 2022年 |
| 製作国 | デンマーク・オランダ |
| 監督 | クリスチャン・タフドルップ |
| 上映時間 | 97分 |
| ジャンル | ヒューマンホラー / サスペンス |
| タイトル | スピーク・ノー・イーブル 異常な家族(Speak No Evil) |
|---|---|
| 製作年 | 2024年 |
| 製作国 | アメリカ |
| 監督 | ジェームズ・ワトキンス |
| 主演 | ジェームズ・マカヴォイ |
| 上映時間 | 110分前後 |
| ジャンル | サスペンス / ホラー |
『胸騒ぎ』はとにかく後味がヤバい
まずオリジナルの『胸騒ぎ』。
序盤から中盤にかけては、とにかく“気まずさ”の積み重ね。
ちょっとした違和感や不快感がじわじわ積み上がっていく感じで、怖さというより精神的に削られるタイプです。
「なんで帰らないの?」とか「そこで断れよ!」みたいな場面が続いて、主人公の煮え切らなさにずっとモヤモヤさせられる。でもそれがリアルで(もちろん危険な目に遭うなんて思わないし)、だからこそ目が離せない絶妙なバランスになっています。
そして終盤。
ここで一気にホラーとしての顔を見せてきて、そのままとんでもない展開に突入。
旦那の情けなさや、相手に迎合してしまう弱さがそのまま最悪の結果に繋がる流れは、本当にキツいです。
観終わった後に残るのは爽快感ではなく、「なんでこうなった…」という無常感。
これは正直、忘れられないタイプのラストです。
『スピーク・ノー・イーブル』はしっかり“映画してる”
リメイク版の『スピーク・ノー・イーブル 異常な家族』。
序盤から中盤の流れはかなり忠実で、あの嫌な空気感や違和感の積み重ねはしっかり再現されています。
やっぱりこのパートは完成度高い。
ただし、大きく変わるのが終盤。ここはかなり“アメリカ映画らしい”方向。
父としての決断や、娘の成長を感じられるラストになっていて、個人的にはかなり良かったです。
(どっちにしても情けない感じではあるが笑)
観終わった後の満足感はこっちの方が高い人も多そう。
ただ、オリジナルの『胸騒ぎ』のラストはそれはそれで完成しているもの。リメイク版に心を深くえぐるものがあったかと言うと、それは無い。
リメイク版は「ありきたり」と捉える人も居るかもしれません。
共通して面白いのは「じわじわ来る怖さ」
どちらの作品にも共通しているのは、序盤から中盤の絶妙なバランス。
派手なホラー展開があるわけじゃないのに、ずっと不穏でハラハラする。
そして主人公の判断にイライラしながらも、なぜか見続けてしまう。
この「いい意味で退屈なのに目が離せない感じ」が、この作品の一番の魅力だと思います。
そこから終盤で一気にギアが上がる構成も共通していて、この落差がかなり効いてる。
どっちを先に観るべき?
どっちも映画としては面白い。ただ、どっちを先に観るかでかなり感想が分かれるかも。。
・強烈な後味、忘れられない体験が欲しいなら → 『胸騒ぎ』
・エンタメとしてしっかり楽しみたいなら → 『スピーク・ノー・イーブル』
こんな感じで選べばOKです。
ただし、リメイクから入って「面白かった!」ってなってからオリジナルを観ると、かなりダメージ食らうと思うのでそこだけ注意。
自分はまさにそれでした。
あのラストは…ちょっと忘れられないです。

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