閉鎖空間。少人数。長期間の任務。
SFという舞台を借りながら実際に描かれるのは人間の精神と愛の脆さ。
派手な演出は控えめですがじわじわと不安を積み上げてくるタイプのSFサスペンスです。
目次
あらすじ
土星の衛星タイタンを目指して旅立った宇宙船オデッセイ。
乗組員はジョン。ナッシュ。フランクス船長の三人。
彼らは人工冬眠を繰り返しながら木星付近まで到達し重力スリングショットによって船を加速させる予定でした。
しかし人工冬眠の副作用によりジョンの精神に異変が生じ始めます。
地球に残した恋人ゾーイの名字を思い出せない。
記憶が曖昧になる。
現実と幻覚の境界が揺らいでいく。
さらに宇宙船の損傷が発覚しナッシュは任務中止を主張。
極限状況の中で三人の間に不信と疑念が広がっていきます。
作品データ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 原題 | Slingshot |
| 邦題 | プロジェクト タイタン |
| 公開年 | 2024年 |
| ジャンル | SF サスペンス スリラー |
| 上映時間 | 約109分 |
| 主演 | ケイシー・アフレック |
感想
閉鎖空間で展開する少人数のシチュエーションスリラー。
精神に異常をきたしているのは自分なのか。それとも他人なのか。最後まで視線を離せない不安感が続きます。
物語はかなりスローペース。
そのため人によっては引き延ばしや単調さを感じるかもしれません。
幽霊やクリーチャーが出てくるタイプの分かりやすいホラーではないので注意が必要です。
ただしその分。
人間ドラマの比重はかなり高め。
恋人との関係性。記憶と愛の結びつき。
宇宙という極限環境でこそ浮き彫りになる感情が丁寧に描かれていました。
どんでん返し的な展開もあり個人的にはかなり好み。
最後まで、
「いや、どっち?どっちなの!?」
「あ、そっち!?」
「いや~~そっちか~~い!」
みたいな感じで気持ちを揺さぶられました(笑)
こんな人におすすめ
・静かなSFサスペンスが好き
・ワンシチュエーションものに惹かれる
・派手さより心理描写重視
・余韻が残る/考えさせられるラストが好き

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